第六回シンデレラガール総選挙について今現在言いたいことを言い尽くしたい② ~マーケティングについて~
前回のまとめ
・第六回もボイスなしアイドルの躍進とボイスつきアイドルの停滞が予想される
・新規Pがモバマスを始めるのはハードルが高い
・総選挙の戦略としては、新規Pよりも既存Pをあてにすべき
だいたいこんな感じの話を書きました。
今回書くこと
・では実際にどのようにして投票してもらうのか?
について書きます。
・では実際にどのようにして投票してもらうのか?
第五回においても明らかになったとおり、今後の総選挙でも「浮動票」と呼ばれる層が全体の流れの鍵を握ることとなるでしょう。では、そういった層をどのようにして自分の担当に靡かせるのか?これに関しては、実際によく見られる例をまず始めに挙げます。
・ツイートを利用した宣伝
「〇〇は~でこういうところがすごいんです!投票してください!」とツイートし、拡散してもらうことによる宣伝方法です。
メリットとしては、担当Pの言葉がそのままツイートされているため、直接そのアイドルの解釈について知ることができる、つまり見た人の心に直接訴えかけるだけの力があります。実際自分も幾つか読んだりしていますが、自分の知らなかった情報、自分の気がつけなかった解釈など、興味深いものも多いです。
・実際の有効性について
とまあ、現状よく見受けられる手法を最初に挙げたわけですが、この手法が果たして有効に働くのか?働いているのか?という点についてはちょっと疑問を感じずにはいられません。
というのも、この手法には「界隈の外に拡がっていかない」という問題点があるからです。
何故か?
はっきり言わせてもらうと、この手法が「玄人向け」だからです。
皆が皆、貴方方のようにテキストを読み込んでキャラクターの解釈に努める行為を娯楽と思っているわけではありません。
単純にゲームに触り、Twitterで流れてきたイラストをRTするのを娯楽としている人間も多いはずです。
そんな人たちがプレゼン資料みたいなツイートを読み、RTするか?と言われると「しません」。
彼らはそもそもキャラに関する長ったらしい解釈を必要としないからです。
キャラ解釈を楽しむ人々とそれを必要としない人々、言ってしまうと「住んでいる世界が違う」。
そういった人々に向けてと称して「〇〇は~~だからスゴイ!」という長ったらしいプレゼンを何度も何度も繰り返すのは、「解釈を無理強いする行為」であるように私は思います。
別に解釈する事を否定する訳ではありません。
ですが、「コンテンツに触れている人間全員に自分と同じ理解を求める」という行為は、いささか無理があるのではないでしょうか。
ダイマ?大いに結構。しかしそれが効く人間は極々僅かである、という事は覚えておいて欲しいです。
そういった理由もあってか、文章により訴えかけるツイートというものはどうしても拡散されにくい傾向があるように思えます。
・拡散される手法とは?
「現状の手法では界隈の外には拡がらない」という話をしました。
じゃあどうしたらいいの?という話なわけですが、これは至って簡単です。
界隈の壁を超えてあらゆる人にまで届くもの、つまり「ブーム」を起こしてしまえばいいだけです。
第五回でキーとなったブームである「BEMYBABY」「よしのんP幻聴ネタ」「森久保ォ!」というネタですが、これらには「キャラ解釈」の要素は一切介在していません。これらが一大ブームとなり得たのは、ただただネタとしての使い勝手の良さ、ニコニコ動画で多様されがちなスラングとしての面白さがあったからです。
逆に言うと、こういったムーブメントを産み出すためには、いかにキャラ解釈を漂白するか、すなわち「キャラクターの読み解ける部分をそぎ落としていくか」という点が肝要になるのではないかと思います。悪い言い方をすると「雑に弄る」という事ですが。
ですので、キャラ解釈が好きな層の方々にとってはなかなか受け入れがたいやり方ではあるでしょう。
・では一番の最善手とは
キャラ解釈のダイマはなかなか拡散されない、ブームになるとネタ扱いされる。
では何が良いのか?
それは、「フォロワーの多い絵師にイラストや漫画を描いてもらう」。
これに尽きます。
イラストというものは、例えキャラや作品を知らない人が見ても「可愛い」などの反応をすることができるものです。
フォロワー10000人を超えた絵師ともなると、5,600RTという数字がたたき出されるのも珍しくはありません。
こういった方々に担当アイドルのイラストを描いてもらうことで、アイドルについて知らない人々のTLまでそのアイドルを拡散させる、すなわち認知させることができる、というわけです。
・結論
私個人の意見としては、やはり「フォロワーの多い絵師に描いてもらう」が最適解だとは思います。ですが、これは100%の他力本願です。別に私はそれで良いとは思うんですが、まあ納得しない方は大勢いるでしょう。
そんなわけで、全体的な結論としては「ベストな手法なんてない」と言うことに尽きます。結局は「これが一番」と自分のやり方を信じ、突き通して頂くのが皆にとって平和なのではないでしょうか。
というわけで、二つ記事を使って
・どの層に訴えれば良いのか
・具体的にどうすべきなのか
についての事柄を書きました。
③では、もしもの話・・・「デレステで総選挙が行われたら?」という話をしましょう。